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2014年1月25日 (土)

Pediobius koebelei Kamijo(jヒメコバチ科)

今回のヒメコバチもBABAさんのブログの見事な深度合成画像から身元が割れました。細部まで一致するので同種で間違いないと思います。
BABAさんの標本は上條先生によって Pediobius koebelei Kamijo と同定されています。かなり珍しい種だそうで、それを知らなかった私は残念なことに採集もせずに帰ってきました。
ツバキの葉裏で見つけたのですが葉をめくると歩き始め、葉表に回ったりまた裏に戻ったり、それを懸命に追いかけながらかなりの枚数を撮りましたが、ピンボケ写真を捨てるとあまり残りませんでした。体長は1.2mmほどです。 

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腹部第1節が長いこともこの種の特徴だそうです。

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ピントを外れていますが、後頭部複眼の内側の三角形の部分が角度によって青く光ります。

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(2014.01.13・学ヶ丘北公園)

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膜翅目」カテゴリの記事

コメント

P. bifoveolatus と、どの部分で見分けるのか、調べてみました。検索表では前伸腹節とか腹部第1節など、生体では翅に隠れて見えがたい部分を特徴としているので、写真では難しいものです。ciniiで「 Pediobius Ashmead's 」として、Kamijo(1977)を呼び出し、両者の背面図を見くらべてみました。
前胸に接する中胸の網目模様に注目しました。koebeleiでは網目が縦横ほぼ同長なのに対し、bifoveolatusでは(網を横に引っ張ったような)横長の網目になっています。この判別点は、(この属の他種には判りませんが)両種の区別には使える形質だろうと思います。

投稿: ezo-aphid | 2014年1月27日 (月) 17時27分

ezo-aphidさん、こんばんは。
確かに、網目模様の形が違いますね。
大きさや体色がかなり違うのでこの2種の区別が難しいという意識はありませんでしたが、コメントをいただいてからあらためて比較するとそれ以外の違いが非常に小さいことに驚きました。今回はBABAさんの細部まで鮮明な深度合成画像と比べることが出来たのでひと目でkoebeleiと判断したのですが、写真で見える特徴が必ずしも種の同定に使えるとは限らないということですね。

投稿: おちゃたてむし | 2014年1月27日 (月) 20時19分

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