ヒメカゲロウ科幼虫とヤノイスアブラムシ
貧弱なコナラの幼木の枝になぜかまだ緑色をした葉が残っていて、裏返してみるとヒメカゲロウの仲間がアブラムシを食っている最中でした。
ヒメカゲロウは体を伸ばすと多分8mmくらいでしょう。終齢に近いと思います。獲物はヤノイスアブラムシのようです。
ヤノイスアブラムシの有翅成虫と有翅幼虫。秋にはコナラからイスノキに移住するはずですが、成長が遅れているんでしょうか。
体長1mmくらいの2匹の有翅幼虫です。晩秋に見たイスノキ上の同じくらいの大きさの無翅幼虫に比べると体表から伸びたワックスがかなり疎らです。
しばらくアブラムシを撮影している間にヒメカゲロウの獲物はほとんど吸殻になっていました。
(2013.12.30・明石市 松が丘公園)
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コメント
まだ、コナラにヤノイスが残っているとは驚きました。ここ西東京では、1月8日の時点で、コナラの葉はみな落ちているのに、イスノキの葉には(2次寄主から戻ってきた)生きた有翅虫がいました。どこからくるのだろうと不思議に思っています。来年はこちらでも、コナラの幼木に注意してみます。
投稿: 青木重幸 | 2014年1月16日 (木) 00時15分
青木さん、おはようございます。
随分寒くなってからも見つかるものだと思いましたが、やはり異例なんでしょうか。
こちらでもイスノキに有翅虫がいるかどうか、今日にでも仕事場の近くの木をちょっと覗いてきます。
コメントありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2014年1月16日 (木) 07時31分