ミジンコの付着生物
一昨日の記事でミジンコの体表に付着していた2種の生物を少し拡大してみました。これらの付着生物が家主のミジンコにどれくらい害を及ぼすのか知りませんが、少なくともあまり数が増えると運動をかなり阻害されそうです。
黒い複眼の周りに付いているラッパ型の生物は繊毛虫類のツリガネムシの仲間で、おそらく Rhabdostyla
属だと思います。収縮しない短い柄でミジンコの体に付着しています。
画面下の方の Rhabdostyla
は収縮して丸くなっています。もう一種の付着生物、複眼のすぐ右下に見える緑色・楕円形の方は正体が分かりません。不等毛類のような気もしますが、全くのあてずっぽうです。
第2触角(長い腕のように見える部分です)にもたくさんついています。
背中にも。画面左の黒っぽい帯はミジンコの腸、中央の卵型は心臓です。
(2014.02.03・明石公園にて採集)
| 固定リンク
「淡水プランクトン」カテゴリの記事
- ミズムシ科の一種・幼虫(2019.07.26)
- ブルサリア属の一種(Bursaria sp.)(2019.07.14)
- マルサヤワムシ科プチグラ属の一種(Ptygura sp.)(2019.07.12)
- ラッパムシの一種(Stentor sp.)(2019.06.16)
- イカダケイソウ(Bacillaria sp.)の運動(2019.06.13)
コメント