ムクゲキスイ科の一種(Biphyllus sp.)
朽木の樹皮の下に隠れていた微小甲虫です。でこぼこした樹皮の上で腹面を撮ろうとしていて取り落としてしまい、あまり写真がありません。体長約2.3mmです。
最初ケシキスイ科と見当をつけていましたがよく調べるとムクゲキスイ科のようです。日本にいるのはBiphyllus属のみだそうで、保育社の甲虫図鑑には同属11種の検索表があります。写真で確認できる部分だけでその検索表を辿るとムナビロムクゲケシキスイ Biphyllus aequalis という種が近そうです。ところがtukikuiさんのブログに掲載された「クロアシムクゲケシキスイ近縁種」へのezo-aphidさんのコメントによれば、最近の文献には同属から21種も載っているそうなので、これだけでは決められません。
「前胸背板に側縁にそった縦隆線」があるのがこの科の特徴の一つだそうです。この写真では縦隆線は2本見えていて、内側の線は後半が消えています。
ムクゲキスイ科は触角の球桿が3節だそうですが、この写真では2節のようにも見えます。
(2014.01.29・明石公園)
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