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2014年4月14日 (月)

潜水マルトビムシ??

少量の泥と一緒に採ってきた溜池の水をシャーレにあけて実体顕微鏡で覗いていました。
水も温んできた頃なので大好きなラッパムシでも見つからないかと探していたのですが、ラッパムシはいない代わりに思いがけぬものが水の中を歩いていました。
お馴染みマルトビムシです。
田んぼや池で採ってきた水の水面にトビムシを見かけることはありますが、水に潜っているのを見たのはこれが初めてです。採集した水は小瓶に入れて持ち帰るのでその間に溺れてしまったのかも知れませんが、その割には慌てもせず悠然と水中を移動していました。この虫が積極的に水に潜ることがあるのかどうか分かりませんが、少なくとも短時間の水中生活には耐えられるようです。この時の滞在時間は30分足らずでした。

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水中の泥(と言ってもほとんど植物の死骸や珪藻の塊ですが)の上をのんびりと歩いていました。体を包む空気の層が光って見えます。

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この日はこんな大きなものを撮る準備をしていなかったので、大慌てでいつもミジンコなどを撮るのに使う道具を組み立て、とりあえずシャーレの上から撮影しました。

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マルトビムシの体長は約0.9mmでミジンコと似たようなものですが、体は不透明なのでいつもの照明ではシルエットになってしまいます。その上水面を通しての撮影なのでかなり歪みが出ています。

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上方から照明するとこんな感じです。触角を体に沿わせ、全身が空気の層に包まれているのがよく分かります。

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水面からでは写りが悪いので小型の水槽に移す準備をしていると、水中に飽きたのかおもむろに上を向いて浮かび上がってきました。

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とうとう水面に出てしまいました。触角がピンと伸びています。やがて水面からジャンプしてはシャーレの壁にぶつかって落ちるという動作を繰り返しはじめました。水面上の壁は高さ1cmもないのですが、なかなか飛び越えられません。それでも飽きもせず何十回とジャンプを繰り返します。

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ジャンプの合間に時々ひと休みして身づくろいを始めます。その時がシャッターを切るチャンスなのですがなかなかカメラの視野には入って来ず、画面に入れようとシャーレを動かせば水面が揺れてますます難しくなります。

_dsc14202
バックの黄色は水中の藻類です。
最後にとうとうシャーレの壁を乗り越えて載物台の上に着地、それを撮ろうとカメラを準備しているうちにもうひと跳びして姿を消してしまいました。

(2014.04.05・神戸市西区の溜め池で採集)

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