死んだユスリカと孵化するナシミドリオオアブラムシ
シャリンバイの葉の裏でユスリカの一種が死んでいました。あたりに産みつけられたナシミドリオオアブラムシの卵を覆っている粘液に脚を取られたようです。
この粘液は母虫が卵を産んだ後その上に塗りつけるもので、その様子はこちらで紹介しています。捕食者や寄生者から卵を守る役に立っているのではないかと推測しているのですが、その割にはこんな場面を見る頻度が少ないような気もします。
死んだユスリカのかたわらでアブラムシの幼虫が孵化を始めていました。
孵化したばかりの弱弱しいアブラムシが周囲の粘液にくっついてしまわないのが不思議です。
(2014.04.03・明石公園)
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