« ジュウジチビシギゾウムシ? | トップページ | ヒラタハナムグリ・産卵? »

2014年5月14日 (水)

ウサギワムシの一種(Lepadella sp.)

扁平な卵形の殻を持ったワムシです。

_dsc2355
体は背腹2枚の殻(被甲と呼びます)に覆われていて、前側の開口部から頭部が、後側の開口部からは肢と趾(あしゆび)が出ています。

_dsc23602
頭部(画面では右上)には輪盤(繊毛冠)があり、その繊毛の運動で食物を取り込み、また前進するための推進力も生み出しているようです。喉元のあたりには咀嚼器があり、いかにも食物をすり潰しているように盛んに動かしています。(最後の動画をご覧ください。)お腹のあたりに茶色っぽく見える塊は胃の中の食物だと思うのですが、よく分かりません。

_dsc2376
頭部を引っ込めたところです。左右に赤い眼点が見えています。

_dsc23782
肢の先の尖った部分は趾(あしゆび)です。真ん中の線から左右に分かれます。


(2014.04.18・明石公園 桜堀で採集)

|

« ジュウジチビシギゾウムシ? | トップページ | ヒラタハナムグリ・産卵? »

淡水プランクトン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウサギワムシの一種(Lepadella sp.):

« ジュウジチビシギゾウムシ? | トップページ | ヒラタハナムグリ・産卵? »