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2014年5月21日 (水)

スズキクサカゲロウの幼虫

これはスズキクサカゲロウの幼虫だと思います。ヤツデの葉裏にいました。

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体長は大アゴを含めて3.2mmほどで、まだ若齢のようです。ゴミを背負っていないので最初ヒメカゲロウの仲間かと思いましたが、クサカゲロウ科なんですね。

_dsc62853
大アゴに沿って白い触角が伸びています。これの先が獲物に触れるとバチンとアゴが閉じる、という仕組みでしょうか。

(2014.05.08・学が丘北公園

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コメント

ヒメカゲロウとクサカゲロウの幼虫はおおよそ体形で見分けがつくと思ってましたが、最近ときどきやけにスリムなクサカゲロウ幼虫が居たりして、思っていたよりややこしいと改めて気づいたしだいです。特に塵を背負わないタイプの、若い齢のクサカゲロウ幼虫がややこしいです。
そこで、最近は体形よりも首の構造を見て見分けるようにしました。頭部に続く節が、ヒメカゲロウ幼虫では何となく筒に近い形に見えますが、クサカゲロウでは幅広く平たい印象です。

投稿: フッカーS | 2014年5月21日 (水) 23時08分

すいません。本題を書く前にうっかり投稿してしまいました(汗)。

つまり、首の形を区別点として考えると、2013年4月17日 (水)の記事「サツマキジラミの卵を食うヒメカゲロウ類幼虫」はクサカゲロウ幼虫だろうということです。具体的な種類はまだ不明ですが、こちらでも同種と思しき幼虫を何度か見てますので、おそらく割と普通種であるクサカゲロウ類の、かなり若い幼虫だろうと思ってます。

投稿: フッカーS | 2014年5月21日 (水) 23時15分

フッカーSさん、おはようございます。
そういう特徴で見分けられるんですか。これまでごく漠然と体型と、荷物を背負っているかどうかくらいしか両者の違いとして認識していませんでしたが、あらためてネット画像を見渡してみてなるほどと思いました。さすが、深く考察されていることに敬服しす。
この類の幼虫はこれまであまり撮影していないのですが、今後この特徴に留意しておきたいと思います。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2014年5月22日 (木) 07時37分

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