蛹を食うシロヘリキリガ幼虫と不明幼虫
昨日の記事でテングチョウの蛹を掲載しましたが、同じ木でその蛹を食べている毛虫がいました。
この日登山道沿いで多数見かけた毛虫ですが、調べてみるとシロヘリキリガの幼虫のようです。
もりもりと食べていましたが、本来の食餌植物はサクラやクヌギ、コナラなどということです。何らかの理由でそれらの木から離れてしまって腹を空かせていたんでしょうか。
他にもやはり蛹を食っている幼虫がいました。
これもひと通り調べてみましたが何の幼虫か分かりません。
2番目と同じと思われる幼虫が鉄柵の上で毛虫の死骸を食っていました。
こういうのは機会的肉食とでも呼べばいいんでしょうか。
(2014.05.23・再度谷)
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コメント
ヤガ類でよく見かける色彩パターンですね。腹脚が4対で、体がほぼ円筒状、というのは標準的なヤガ科(ヨトウガ亜科など)のように思います。シロヘリキリガは亜終齢と終齢で色彩パターンが違うようですが(「みんな蛾」参照)、これもたぶん亜終齢ではないかと思います。頭殻と前胸背のキチン部の模様は同定の手がかりになるかもしれません。この脱皮後の姿なら、どこかに載っているのかも。
投稿: ezo-aphid | 2014年5月28日 (水) 08時22分
ezo-aphidさん、こんばんは。
イモムシ・毛虫類は普段からあまり真面目に撮ったり調べたりしていないのですが、いざ調べてみると難しいもんですね。2番目の幼虫は1番目と同種の若齢幼虫ではないかと考えたのですが、似た画像を見つけることが出来ませんでした。いつものように、どなたか詳しい方が教えてくださるのを待つしかありませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年5月28日 (水) 20時23分