チャイロヒゲブトコメツキ
オオバイノモトソウの上にいた体長2.2mmほどの小甲虫です。葉表にとまっていたのですが撮影を始めると葉裏に回りこんでしまいました。
体型はコメツキムシに似てちょっと違うようなので最初コメツキダマシ科かと考えたのですが、甲虫図鑑を調べてヒゲブトコメツキ科というものがあることを初めて知りました。
図鑑に収録されている同科5種のうち似ているのはTrixagus 属の2種、ミカドヒゲブトコメツキT.micado とチャイロヒゲブトコメツキ T.turgidus ですが、写真で確認できる「複眼が完全(切れ込みがない)」で「上翅間室は一様に点刻を密布する」という二つの特徴から後者と判断しました。
どこにでもいそうな地味な小甲虫で、おそらくこれまでにも一度ならず撮影していたのだろうと思いますが、あらためて調べてみて一応名前が分かると急に親しみが沸いてくるのが不思議です。
片方の触角が途中で切れています。
(2014.06.26・再度谷)
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