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2014年7月13日 (日)

ヒラタミジンコ

溜め池で採集してきたヒラタミジンコ Camptocercus rectirostris です。

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このように側面から見れば鳥に似ています。嘴のように見えるのは吻、脚のように突き出しているのは後腹部、その先に伸びている爪は尾爪と呼ばれる部分です。
背中にはかなり成長した子どもが見えています。
ミジンコの仲間はアブラムシと同じく卵が母親の体内で孵化し、子どもの姿になって泳ぎだしてきます。他のミジンコ類では数個から10個くらいの卵を持つものが多いようですが(DaphniaEvadneScapholeberis)、このヒラタミジンコはこれまでに見たところでは1個か2個が普通のようです。

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体内の子どもはすでに親とほとんど同じ姿で、黒い複眼やその前方に見える単眼、うねうねと続く消化管も見え、心臓(背中に見える透明の楕円形)も活発に運動しています。

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眺めている間に突然、子どもがとび出してしまいました。その瞬間を撮ることが出来れば良かったのですが、あっという間の出来事で対応できませんでした。

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こちらは別個体。やはり卵を1個だけ持っています。

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緑色に見える卵の右上の、楕円形の袋のようなものが心臓です。

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これはまた別の個体。卵の発生がさらに進んでいます。

(2014.06.04・神戸市西区の溜め池で採集)

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