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2014年8月 5日 (火)

ミカンコハモグリ?(Phyllocnistis ?citrella)(改題)

* 2014.08.06・タイトル変更 *

ezo-aphidさんから「ミカンコハモグリかなあ」というご意見をいただきました。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」の画像を見ると確かによく似ています。ただコハモグリ科亜科には既知種の数倍以上の未知種がいるそうですから、タイトルには疑問符つきで種名を掲げておきます。

最初ハモグリガだと思い込んで探していたのですがぴったりくるものが見つからず、そう言えばホソガ科にも同じような奴がいたはずだと気がついて検索しなおしてみると早速似たのが出てきたのが4年半前のこのブログの記事でした。
当時科名の見当もつかず、アーチャーンさんとezo-aphidさんにホソガ科Phyllocnistis属の一種だと教えていただいたものです。おそらく同種だと思います。

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シャクナゲの葉の裏にいました。翅端まで3mmほどです。

(2014.07.29・森林植物園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

これは、このごろtukikuiさんが、たくさん撮ってる群ですね。
Hepotaさんが、画期的で面白い意見を出しています。「生身を側面から見るとハチに擬態してるようなので、クモ類からの攻撃を避ける効果があるのではないか?」「blog.tamagaro.net/?p=2913」
翅端の総状の毛群が黒いことを除けば、ミカンコハモグリにあたるのかなぁ。

投稿: ezo-aphid | 2014年8月 5日 (火) 21時27分

ezo-aphidさん、
Hepotaさんの擬態説は憶えています。なるほどと思いましたが、このサイズの尾の長いハチをハエトリグモが実際に避けているのかどうかが気になります。
前の記事の際にみんなで図鑑の画像はひととおり検討した記憶があったので、今回も単にPhyllocnistis sp.としたのですが、確かにミカンコハモグリによくにていますね。?つきで種名を入れておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月 6日 (水) 07時19分

こんばんは。
名前が出てきたので、出てきました。
これまでこのサイトでは、ほとんど登場していなかったのですね。
当地(宮崎)では、虫の少ない冬場は目立ちますが、どの季節にもいて
繭も特徴的なのでよく見つかります。
3-5mmぐらいのサイズなので、おちゃたてむしさんが見落とすはずはない
ので、地域による違いでしょうか。

この個体は、翅の先端付近が少し擦れていて擬態で言うところの、触角や
前脚あたりが少し不明瞭です。新鮮な個体は、もっとリアルで面白いですよ。

投稿: tukik | 2014年8月14日 (木) 01時07分

tukikさん、おはようございます。
tukikさんのブログではハモグリガやホソガの仲間がたくさん登場していていつも羨ましいと思っていました。探し方も悪いんでしょうが、繭も含めて私の近所の公園などでは多くは見かけません。でも被写体としてはとても面白いグループなので、もっといろんな種を撮ってみたいですね。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月14日 (木) 07時29分

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