ミツヒダアリモドキ
4年前に一度出したことのあるミツヒダアリモドキPseudoleptaleus trigibber です。
前回の個体は甲虫図鑑の標本写真に比べて上翅基部の黄色部がかなり狭いのが気になっていたのですが、今回のものははぼ図鑑どおりです。おそらく個体変異でしょう。サクラの葉の裏にいました。
横から見ると前胸背板が中央で大きく凹んでいますが、これもアリに対する擬態の一環でしょうか。体長は約2.7mmです。
(2014.08.20・明石公園)
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コメント
学名はミツコブ(triーgibber)なのに、和名はなぜミツヒダなのか、考え込みました。
図鑑の説明とこの画像で了解できました。前胸背板の後半に大きなコブ、前半に3個のコブ(triーgibberはこれを指した?)があるのですね。合計4つのコブが見えるのに、ミツコブの和名ではそぐわないとしたのだと推測しました。
投稿: ezo-aphid | 2014年8月25日 (月) 08時34分
ezo-aphidさん、こんばんは。
前の記事では斜め前方からの1枚だけだったので今回真上と真横からの写真を入れてみましたが、この四つのコブの部分の形は前回の写真の方が分かり易いようです。
瘤と襞、なかなか微妙な使い分けですが、和名をつけるのも難しいんですね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年8月25日 (月) 20時22分