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2014年8月 3日 (日)

タマバエ科の一種(?Lestodiplosis sp.)(改題)

* 2014.08.05・追記とタイトル修正 *

タイトルをezo aphidさんのお勧めにしたがって再度変更し、「?Lestodiplosis sp.」としました。この属には翅や脚に下の写真によく似た斑紋を持つものが多いようです。詳しくはコメントを。

* 2014.08.05・追記とタイトル修正 *

ezo-aphidさんのご検討により、写真の種はCecidomyini族に間違いなく、中でもCecidomyia属の可能性があることが分かりました。判別点は単眼のないことや翅脈や触角の形、ふ節の特徴などです。詳しくはコメントをご覧ください。タイトルには疑問符つきで属名を掲げておきます。

* 2014.08.04・画像追加 *

このタマバエの所属についてezo-aphidさんが調べてくださったのですが、その際ふ節の長さが重要になって来るそうです(コメント参照)。当初掲載した4枚ではその部分がよく見えませんので、記事の最後に前脚・中脚の拡大画像を追加しました。

シャクナゲの葉の裏をポケットライトで照らして虫探しをしているとこの翅が紫色に光りました。
毛で覆われていて翅脈がよく見えませんが、数珠状の触角や左右が接した複眼などからタマバエ科の一種だと思います。頭から翅端まで2.7mmくらいで、単眼は無いようです。こんなカラフルなタマバエははじめて見ました。

_dsc2433

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_dsc24472

_dsc24512
以下追加画像です。

_dsc2446
左前脚です。画面右よりに縦に写っている白い部分が脛節だと思いますが、そうだとするとふ節第1節は第2節の2倍以上の長さがあるように見えます。

_dsc2437
右中脚です。ふ節各節の長さの比は前脚とほぼ同じです。

(2014.07.29・森林植物園)

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双翅目」カテゴリの記事

コメント

ネットにはそれらしい画像を見つけられませんでした。
頼りのMNDの図の中では、翅脈と触角(12節?で、各節は2分してる)が似ている Cecidomyia属(あるいはContarinia属?)のように思いますが・・・・。
Gagneのcatalogを見ると、これは19種と小さな属で、同じCecidomyiini族にはContarinia属313種、Halodiplosis属99種、Caryomyia属56種、のほかにさらに小さな22属があります。触角1・2節の分離、爪の形やpalpusなども判別のカギとなっていて詰め切れません。
ところで、この判定は、第1ふ節が第2ふ節より極端に短いことが前提です。どれが脛節なのか、前脚・中脚ではとても困ってしまいました。第1ふ節はよくわかりませんね。

投稿: ezo-aphid | 2014年8月 4日 (月) 18時54分

ezo-aphidさん、こんばんは。
密生した毛が邪魔になって翅脈で見当をつけるのは無理ではないかと思っていたのですが、上に挙げていただいた2属の翅脈図を見ると確かによく似ていると思います。ふ節の長さの比についてはどうにか確認できそうな拡大画像を追加しましたのでご覧ください。私の解釈が間違っていなければ第1節が最長のように見えるのですが、いかがでしょうか。
いつものことながら頼りっぱなしで申し訳ありません。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月 4日 (月) 20時53分

ありがとうございます。
検索表の項目の特徴組合わせが合わないと思ってたら、下記の” ” 部分を読み落としていました。
MND1番目の対文:「単眼なし。第1ふ節が第2ふ節よりかなり短いか、”またはふ節は4節以下”。M1+2脈なし」
これのふ節数は(第1ふ節が欠失して)4節、と理解することで、この文の組合わせが成立し、Cecidomyiini族に向かってゆけます。途中の項目は確認できませんが、先に書いたように、Cecidomyiini族は間違いないでしょう。  ・・・・しかし、ふ節の途中で大きく曲げるのは反則ですねー。
Hepotaさん(2011年6月20日)のもCecidomyiini族のようですが、M3脈がCuA2脈から大きく離れているのでCecidomyia属ではないのかもしれません。
ですが、専門家の気を引くために、「??Cecidomyia」としておくのもいいように思います。

投稿: ezo-aphid | 2014年8月 4日 (月) 21時30分

ezo-aphidさん、おはようございます。
つまりふ節第1節は「かなり短いか、あるいは欠失」ということですか。私には読めませんが、解釈の難しい文ですね。Hepotaさんのところのものは翅にちょっと似た感じの斑紋があるので近縁ではないかと思っていました。そらさんの2011.10.06も似ていますね。
タイトルはお勧めどおり二重疑問符つきで属名を入れておきます。根気強くご検討いただきありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月 5日 (火) 06時59分

雄の触角節の形など、どうもすっきりしないので、どこかにこのようなだんだら模様を持つタマバエ成虫が写されていないかと探してみました。あまり拡大されていないため、細部を比較できないのですが、Lestodiplosis属というダニ類などを捕食するものが多数みつかりました。こちらはLestodiplosini族ですが、同じ亜科に属し、182種という大属のようです。MNDの検索表では(微妙な部分を見る必要があるので)妥当性を判定できませんが、素人目にはこちらがいいですねー。節操が無くて申し訳ないのですが、[?Lestodiplosis sp.]に替えませんか?

投稿: ezo-aphid | 2014年8月 5日 (火) 09時56分

ezo-aphidさん、こんばんは。
ほんとに、翅や脚の模様も触角節の形も、Lestodiplosisで検索するとよく似たのが一杯出てきましたね。「見た感じ」が頼みの素人としてはとても心惹かれます。種数が多いというのも可能性を高くしそうです。節操の無いのは大歓迎ですので、早速タイトルを「?Lestodiplosis sp.」に替えておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月 5日 (火) 19時47分

改めて北米の画像を眺めてみると、参考になるコメントがありました。
画像はこちら「 bugguide.net/node/view/297219 」です。
属の特徴:It has 12 flagellomeres, patterned wings and the black, white and brown banded legs.(触角は12節、翅に斑紋、脚に黒・白・茶の帯がある)
雌雄の違い:Males have binodal flagellomeres(雄には、ふた瘤の触角節) which curl up and over the thorax(胸の上で丸まる?). Females have cylindrical flagellomeres with long necks(雌のは長柄のついた円筒状の触角節) and pose as in your photo(こんな風にとまる).
属の特徴はえらく単純に表現されてますねー。成虫のヒョウ柄模様は、普通のタマバエじゃないという雰囲気がありましたが、獲物(の付近に産卵)を狙う捕食性だったとは。
私はおちゃたてさんの画像を雄と決めつけていましたが、このコメントからするとどうやら雌のようです。

投稿: ezo-aphid | 2014年8月 5日 (火) 20時53分

ezo-aphidさん、おはようございます。
単純と言うか、素人にはとても分かりやすくていいです。いろいろ検索してみてもヒョウ柄模様は他のタマバエ科には見当たらないようですから、これも属の特徴の一つとしていいんでしょうか。でも同じBugGuideや他のサイトで無紋の種も出いていますね。
以前ハンマーさんからいただいたコメントでは、チャタテムシの卵を食べていたタマバエ幼虫を飼育・羽化させて専門家に見ていただいたところ、 Lestodiplosis属らしいという見立てだったということです。ダニ類だけでなくこんなものも食べるんですね。

投稿: おちゃたてむし | 2014年8月 6日 (水) 06時53分

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