マツムシ
今年の8月下旬のある晩、突然窓の外からマツムシの声が聞こえてきて驚きました。30年以上前に今の集合住宅に引っ越してきて以来初めてのことです。
それからしばらくの間毎晩2~3匹が盛んに鳴いていましたが、童謡の歌詞から想像するよりもはるかに鋭い音色で音量も大きく、窓を開けてテレビなんぞ見ているとちょっと邪魔になるくらいでした。
その縁でもないのでしょうが、窓の外の鳴き声が途絶えてだいぶ経ってから、別の場所でその姿を見ることが出来ました。実物にお目にかかったのは多分これが初めてで、意外に大きいことに驚きました。
溜め池の土手の草の上に乗っていました。これは雄で、翅を少し持ち上げているようですが鳴いていたわけではありません。
前翅が雌に比べて幅広で、複雑な翅脈を持っています。
雄の顔。
近くにいた雌。
撮影倍率は2枚目の雄と同じです。
(2014.10.10・神戸市西区玉津町水谷)
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コメント
こんにちは、
チンチロリンの本家マツムシですよね、アオマツムシは腐るほどいますが、まだマツムシの実物を見たことがありません。全体の雰囲気は、色の薄い鈴虫みたいな感じがするんですね。
秋に鳴く虫の中はで、カンタンも実物を見たこともないので、両者共に一度くらいは実物をみるとの音色を聴いてみたいですね(^^)。
投稿: そら | 2014年10月17日 (金) 12時41分
そらさん、こんばんは。
秋に鳴く虫はたいがい、声はすれども何とやらでなかなか目にする機会が少ないものですが、今回のマツムシは雌雄ともによく目立つ葉の上に乗っていたので意外でした。気温も下がってきたので日なたぼっこをしていたのかも知れません。因みに、以前近所の公園で鳴き声を頼りにかなり辛抱強く探したことがありましたが、姿を見ることはついに出来ませんでした。
投稿: おちゃたてむし | 2014年10月17日 (金) 20時22分