フタトガリコヤガ(フタトガリアオイガ)の幼虫(改題)
* 2014.10.11・追記と訂正 *
YAMKENさんからのご指摘で、和名を間違えていたのを直しました。また最近の蛾類標準図鑑では「フタトガリアオイガ」と改名されているそうですので、それも併記しました。
植え込みのサクラの根元に、どこからか種が飛んできたのかフヨウの若木が生えていて、その葉の上にきれいな毛虫が乗っかっていました。
さてこれから名前を調べようとしていた時にタイミングよく同じ毛虫がそらさんのブログに登場したので、労せずして種名が分かってしまいました。ヤガ科のフタトガリコヤガ(フタトガリアオイガ)だそうです。
この日はこんな大物を相手にするつもりがなかったので高倍率のレンズしか用意がなく、全身像が撮れません。仕方なくいつも持ち歩いているコンデジで撮ったので、画面周辺がかなり乱れています。
そらさんの写真でもそうでしたが、爪先立ちで精一杯体を持ち上げたような姿勢が奇妙です。
そらさんの写真でもそうでしたが、爪先立ちで精一杯体を持ち上げたような姿勢が奇妙です。
こちらの個体も同じ姿勢です。
どの個体もあえてよく目立つ葉の上に乗っているというのも不思議です。
これが顔。
こちらはお尻。お猿さんのような赤いお尻には何か効用があるんでしょうか。
(2014.10.01・神戸市中央区)
| 固定リンク
「鱗翅目」カテゴリの記事
- サザナミスズメ(2019.07.15)
- ヒロヘリアオイラガ?1齢幼虫(2019.07.07)
- クロスジキヒロズコガ(2019.06.29)
- ギンシャチホコ1齢幼虫(2019.06.27)
- シャチホコガ若齢幼虫(2019.06.26)
コメント
以前はコヤガ亜科に所属していたのですが、コヤガ亜科が4分割されて、標準図鑑ではアオイガ亜科に(仮に?)置かれています。
幼虫の体色に2型があるそうで、これは派手な方ですね。存在を誇示してる?ので、警戒色のたぐいなのでしょう。派手・地味な幼虫という、遺伝的に2パターンを維持してるというのも面白いことです。・・・・・捕食者には不味くないのかもしれません。
投稿: ezo-aphid | 2014年10月10日 (金) 06時56分
ezo-aphidさん、こんばんは。
体色に2型があるとは知りませんでした。ネット画像を探すと赤紋型というのが見つかりましたが、出てくる画像の数からすれば出現率は低そうですね。
この姿勢は猫が背中の毛を逆立てているようなものでしょうか。同じことなら葉の上で威張っているよりもおとなしく葉の裏に隠れていた方が安全なのでは、という気もしますが、それだけの効果があるということでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年10月10日 (金) 19時50分
横から失礼します。
一つ目、種名が間違っています。→ フタトガリコヤガ です。
二つ目、標準図鑑の前からアオイガ亜科に属していましたがそれ以前は私にはわかりません。
尚、標準図鑑では改名もされており フタトガリアオイガ になっています。
投稿: YAMKEN | 2014年10月11日 (土) 15時36分
YAMKENさん、こんばんは。ご指摘ありがとうございます。」
またまたうっかりミスでお恥ずかしい限りです。早速和名を直しておきます。
その和名も改名されたとのことですので、新称も併記しておきます。
所属する亜科については私にはよく分かりませんが、「みんなで図鑑」でもアオイガ亜科になっていますね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年10月11日 (土) 19時33分