ツヤコバチの一種(?Aphytis sp.)・産卵
先日の記事でも取り上げたイスノキモンオナガコバチが集まるイスノキの葉には、毎年白い綿毛に包まれたカイガラムシが発生していて(こちら)、これがおそらくイスノキシロカイガラムシ Aulacaspis distylii という種ではないかと思っています。
この日そのカイガラムシのコロニーを眺めていると、綿毛の間を中を小さな黄色いハチが歩き回っています。体長0.6mmほどのツヤコバチ科の一種で、しばらく見ていると予想通りカイガラムシの体に産卵を始めました。
北隆館の大図鑑で探すとマルカイガラムシの仲間に寄生する種がいくつか出てきましたが、中でも Aphytis 属の2種が同じように黄色一色の体色、無色の翅を持っています。この属の種はすべてマルカイガラムシ科に寄生するということなので、このあたりが最有力候補だろうと判断しました。
私の老眼では虫眼鏡の力を借りないとほとんど見えません。
寄主を探索中。
産卵態勢に入りました。
ピンボケですが、産卵管がどうにか見えます。
(2014.11.07・明石公園)
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