ダイズギンモンハモグリ
引き続き古い写真ですが撮影日はちょうど2年前の今日、11月1日です。
クズの葉の裏で見つけた頭から翅端まで3.5mmばかりの小さなガですが、金属光沢のある鱗粉で出来た模様がなかなかきれいです。
いつものように「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で調べると、ハモグリガ科のダイズギンモンハモグリ Microthauma glycinella で良さそうです。ダイズやクズが食草だそうなので、クズの葉裏にいたことも一応納得できます。
複眼が全く見えませんが、これは「眼帽」と呼ばれる触角の基部が膨らんだ部分が上から被さっているためです。これは背面像ですが、そらさんのところにある、ほぼ真横から撮られた画像でも複眼は完全に隠れています。わざわざ複眼を隠すのは、それを守るためか、あるいは夜の活動に備えて昼間よく眠れるように、でしょうかね。
数回フラッシュを浴びせると起き出してきました。触角を拡げたので複眼とそれを覆っていた眼帽が見えます。この「眼帽」という構造はハモグリガ科の他にモグリチビガ科やヒラタモグリガ科でも見られるそうです。
(2012.11.01・明石公園)
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