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2014年12月 9日 (火)

ケクダアブラムシの一種(Greenidea nigra)

* 2015.11.10・追記とタイトル修正 *

下のコメントにあるように、杉本さんから写真の種は Greenidea nigra で間違いない、と教えていただいていたのですが、記事に反映するのをうっかり忘れていました。遅くなりましたがタイトルの疑問符を外しておきます。

このアラカシの枝にいたケクダアブラムシは、以前にウバメガシの枝で撮影した種(杉本さんからクワナケクダアブラムシ Greenidea kuwanaiと教えていただきました。)とよく似ていて、当初は同じ種と思っていました。
しかし今回杉本さんにいただいたコメントを読んでから再度確認すると、幼虫の角状管の間にある硬化板の形がクワナケクダとは違っていて、同属のG.nigraの特徴に一致します。寄主植物からもnigraの可能性が高いと思いますので、とりあえず疑問符付きのG.nigraとして出しておきます。

_dsc23632  
成虫は体長約2.4mm。写真からはクワナケクダとほとんど違いが無いように見えます。

_dsc2339
幼虫たち。右に見える有翅幼虫の体長は成虫と同じ約2.4mmです。

_dsc23732
角状管の間に見える硬化板(黒っぽい部分)の形をこちらのクワナケクダアブラムシと比べてみて下さい。

_dsc23762
こちらは体長1.6~1.8mmくらい。こちらも硬化板の形は同じです。

(2014.11.19・明石公園)

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半翅目」カテゴリの記事

コメント

成虫の見分けは難しいですなぁ。
なんだかアブラムシ屋さんのサロンになりつつあるような・・・・・。いろんな分類群で、専門家に解説してもらえる場になるといいですねー。

投稿: ezo-aphid | 2014年12月10日 (水) 08時20分

写真拝見しました。これはGreenidea nigraで間違いありません。ホストはアラカシ始めアカガシ亜属に属する常緑Quercus属各種です。
もう一つ登場していないのが、Greenidea prinicolaと名付けたアブラムシです。これはコナラ節のコナラ、カシワ、ミズナラなどから採集できます。幼虫の硬化板は台形ですがnigraやnipponicaのように、前方前縁のV字の切れ込みはありません。機会がありましたら、観察してみてください。角状管、硬化板など専門用語で解説がわかりにくくなってしまい、すみませんでした。

投稿: 杉本 | 2014年12月10日 (水) 22時17分

ezo-aphidさん、こんばんは。
今回のように専門の研究者の方に直接教えていただけるのはほんとにありがたいことです。
管理人がずぼらなもので折角教えていただいた知識をなかなか生かせないのが残念ですが、このブログを見てくださる他の方々にも役立ててもらえれば嬉しいですね。

投稿: おちゃたてむし | 2014年12月10日 (水) 22時43分

杉本さん、こんばんは。
厚かましくも記事を通して質問をさせていただきましたが、早速ご返事をいただきありがとうございます。このnigraと先にご確認いただいたkuwanaiは素人目には全く同じに見えて、硬化板の形の違いを指摘していただくまで別種だとは気づきませんでした。タイトルに付けた疑問符を外しておきます。
ご紹介いただいたGreenidea prinicolaも是非探してみます。またG.nipponicaが明石公園のウバメガシで広く見られるかどうかも確認したいと思います。この度はいろいろ丁寧に教えていただき、ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2014年12月10日 (水) 23時05分

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