ニッポンオナガコバチ♀とMoranila sp.(コガネコバチ科)
個人的に数年来の宿題と思っていることの一つが、この公園のクロガネモチの実に寄生するニッポンオナガコバチの産卵を確認することなんですが、今年もとうとう見届けることはできませんでした。それでも12月に入ればいつもの木には雌の羽化を待ちうけるたくさんの雄がたむろしています。一体いつの間に産み付けたのやら。
そして冬になり、例によって木の葉の裏を覗いたり落葉を捲ったりしているとやたらに現れるのはこのハチの雌とケチャタテの仲間ばかり。特にクロガネモチが多い場所でもないのに、この繁栄ぶりはちょっと不可解です。
大きめのアベマキの落葉を裏返すと、ちょっと見えにくいかも知れませんがニッポンオナガコバチの雌が8匹。しかしこの記事の主役は真ん中あたりに見える小さくて黒い奴です。
この太短い体型は2年前の冬に初めてお目にかかったコガネコバチ科・Moranila属の一種です。
(2014.12.25・明石公園)
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