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2014年12月26日 (金)

モモブトトビイロサシガメ

以前の記事でトビイロサシガメの一種として出していたものと同じなのですが、今回改めて調べた結果モモブトトビイロサシガメ Oncocephalus femoratus と判断しました。近所の公園などでは見かけない種ですが、この淡路島北端の海岸では冬場に石ころをひっくり返すと必ず見つかります。

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腹端の形から雌と思われます。体長約16mm。

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和名の由来はこの肥大した前脚腿節でしょう。近似種のトビイロサシガメ O.assimilis と区別するのにこの前脚腿節の腹面にならぶ有棘突起の数が用いられるそうです。

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この写真だけではピントを外れた部分もあって分かりにくいのですが、複数の写真から有棘突起は10本と確認しました。日本原色カメムシ図鑑第3巻によればトビイロサシガメでは10-12本で通常は11か12本、モモブト8-10本で通常9本とされているので、これだけではどちらとも決められません。しかし前胸背の形や脚の色、またトビイロサシガメには多いとされる短翅型をここでは1匹も見ていないことなどからモモブトトビイロサシガメと判断しました。

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体長11mmほどの幼虫です。

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こちらの幼虫は体長約5.4mm。

(2014.12.23・淡路市 松帆海岸)

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