ヤニサシガメ幼虫
マテバシイの幹に1匹だけでいたヤニサシガメ幼虫です。体長約9mm。
冬の間、スギなどの樹皮の下に幼虫が集まっているのを見かけることがありますが、このあたりの平地では外見のよく似たヨコヅナサシガメに比べると個体数ははるかに少ないようです。
全身を覆う「松脂状の粘着物」が和名の由来ですが、松脂と言うより水飴にどっぷり浸けて引き上げたばかりのように見えます。
これは右前脚ですが・・・。
松脂、あるいは水飴状の液体がぶ厚く盛り上がっているのが見えます。これほど大量の物質をどこから分泌しているんでしょうか。
複眼まで完全に覆われています。
撮影時にはそこまで思い至らなかったのですが、気門はちゃんと開いているんでしょうね。
(2014.112.03・学が丘北公園)
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