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2014年12月 7日 (日)

シマバエ科 Steganopsis dichroa Shatalkin, 1999(改題)

* 2020.05.27 追記とタイトル修正 *

下の記事に書いたように当初シマバエ科の一種(Steganopsis sp.2)としていましたが、その後そらさんの記事とその記事への茨城@市毛さんからのコメントにより Steganopsis dichroa Shatalkin, 1999 という種であることが分かりました。また、同種の深度合成画像をこちらに掲載しています。

この奇妙な姿をしたハエは以前にも何度か撮影しているのですが、いずれの時もいくらもシャッターを切らないうちに逃げられて満足な写真が残っていません。
今回はヤツデの葉裏ですでに越冬態勢に入っていたようで動きも鈍く、初めてじっくり撮ることが出来ました。
この特異なスタイルのせいか多くのサイトで紹介されていますが、シマバエ科Steganopsis属の未記載種ということで、よく似た種が2種存在していて仮にsp.1とsp.2と呼ばれているそうです。
下の写真はそのうちのsp.2にあたるようですが、sp.1の方はお馴染みのそらさんBABAさんのところで紹介されています。

_dsc30442

翅だけでなく体全体が腰のあたりで“く”の字に曲がっていますが、この状態で体長約2.7mmです。

_dsc30512
ヤツデの葉の葉柄近く、太い葉脈の間の凹部にいたので光がうまく回りません。

_dsc30612

_dsc30732

(2014.12.03・学が丘北公園)

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