ヒメエグリバ幼虫
真冬にこんなどぎつい色彩が目に入るとびっくりします。ムクノキの樹皮の裏に潜んでいたヒメエグリバの幼虫です。
体長は25mmくらいで、まだ若齢でしょう。
漆黒の地に目に沁みるような黄色と赤の紋が並んでいかにも毒々しい外見ですが、多分あまり美味しくないんでしょうね。後方から見ています。
図鑑によれば越冬幼虫は4月下旬から5月上旬頃老熟して蛹化し、ついで羽化する、ということです。
(2015.01.13・西区伊川谷)
次は数年前の9月に食草のアオツヅラフジの葉を食していた、もう少し齢が進んだと思われる個体です。
フラッシュも気にせずもりもり食っていました。
やはり図鑑によれば、8~9月に発生する幼虫は9月中旬に蛹化、同月下旬に羽化する、とあります。
(2010.09.17・明石公園)
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コメント
この姿を見ると、つい親の顔を見たくなりますが、たいていはとっても地味なんですねー。
いもむし類は親と違った環境で(面倒を見てもらうわけでもなく)、天敵類に対応しなくちゃいけないので、それぞれ特有の斑紋を持つのでしょう。久しぶりに野外のイモムシを探して飼ってみたくなりました。
投稿: ezo-aphid | 2015年1月23日 (金) 17時21分
ezo-aphidさん、こんばんは。
親の顔は、以前に撮っていたはずだと思って探したのですが、出てきたのはアカエグリバだけでした。
同じイモムシ類でも、目立つことに特化したのもいれば隠れることに熟達したものもいて、生き残り戦術はさまざまと言う気がしますね。
投稿: おちゃたてむし | 2015年1月23日 (金) 22時25分