オソイダニ科の一種(改題)
* 2015.01.05・追記とタイトル変更 *
先の尖った体型からテングダニ科と思ったのですが、ezo-aphidさんからコメントをいただきオソイダニ科Cunaxidaeの一種であるらしいことが分かりました。成虫でも体長が0.5mm前後で、眼はないそうです。当初「テングダニの一種?幼虫?」としていたタイトルを変更しました。
朽木の樹皮下で見つけたダニです。
小さくて細かい部分がよく見えませんが、長く突き出した顎体部はテングダニ科のように見えます。体長は尖った顎体部の先端までで0.7mmほどで、幼虫ではないかの思うのですが、以前に出したやはりテングダニの幼虫と思われるものは脚が3対だったのに対してこれは小さいながらちゃんと4対の脚を持っています。
触肢の先に長い毛(爪?)が見えます。
(2012.12.27・明石公園)
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コメント
本年もよろしくおつきあいのほどお願い致します。
日本産土壌動物(1999)を見ると、
テングダニ科:眼は普通左右に1対、触肢先端(ふ節)が丸く2本の長毛あり。
オソイダニ科:眼を欠くが背板あり、触肢先端(ふ節)が槍状・鎌状に尖る。
3・4枚目の画像を拡大して触肢を見ると、鋏状の形をしているようです。オソイダニ科では、コツバオソイダニ属にこのような触肢があり、成虫の体長も0.5mm内外と小型種が多いようです(テングダニ科の成虫では、多くが1-2mmほど)。胴背毛がこれほど長い種は載っていませんでした。
投稿: ezo-aphid | 2015年1月 5日 (月) 09時32分
ezo-aphidさん、
こちらこそ本年も引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
オソイダニは襲いダニでしょうか。初めて聞く名前ですが、Cunaxidaeで検索するとよく似た写真や図がたくさん出てきました。ほとんど海外サイトなので私には絵合わせしか出来ませんが、この科で間違いなさそうですね。タイトルを直しておきます。新春早々ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2015年1月 5日 (月) 20時27分