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2015年2月17日 (火)

ドウシグモ

ドウシグモは環境省のレッドデータリストにも載せられていてネット上の画像も多くありませんが、この公園には結構いるようです。以前にも一度夏に撮ったものを掲載していますが、今回はムクノキの樹皮下で巣を作って越冬中でした。

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これは雌だと思いますが体長が2mmほどと、前の記事の個体よりかなり小さいので幼体かも知れません。

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こちらは体長約3mmの雄。腹部に比べて頭胸部が随分大きく見えます。

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上の雄の顔。触肢が発達しています。頭のてっぺんに載った水滴が単眼みたいで紛らわしいです。

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最初のとは別の雌の顔。

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こちらは体長3mm強あって雌の成体ではないかと思うのですが頭が隠れていて触肢が確認できません。
以上、すべて同じ木にいたものです。

(2015.02.06・明石公園)

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クモ類」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。以前の記事に飛んでコメントを拝見しましたら、私の初めての書き込みがあって驚きました!(ドウシグモの記事にコメントしたことも忘れていました)あれから4年近く時間が経っているのも驚きです。最近は本当に時間が無くて、とうとう夢の中でムシを探しておりました。明石公園にも未だいけておりません(^^;;

投稿: BABA | 2015年2月18日 (水) 21時19分

「Ⅲ月紀・修羅」にも2か所ほど、ドウシグモについてコメントがあります。どうやらアリにも関心が高い「裏山の奇人」さんは、このクモの主食はアリのワーカーであろう、と推測しているように思います。おちゃたてさんの観察ではどうでしょうか。

投稿: ezo-aphid | 2015年2月18日 (水) 21時49分

BABAさん、おほようございます。
間もなく4年になりますか。早いものですね。私もこのところ雑用が多くて虫撮りに身が入らず、手抜きの記事が続いております。こういう道楽は何が無くとも時間だけはたっぷり必要ですね。

ezo-aphidさん、おはようございます。
ご紹介の記事は読みました。ホウシグモ科はアリを餌にしているものが多いそうですね。ドウシグモが獲物を捕らえているのは一度しか見ていなくて、その時はやはりアリでしたが、一例だけではなんとも言えません。春になったら捕食現場が見られるかどうか、また同じ木で探してみます。

投稿: おちゃたてむし | 2015年2月19日 (木) 06時51分

かなり鮮明でクリアな画像で感銘しました 差し支えなければどのカメラでお撮りになっているのか教えてください

投稿: kikko | 2016年12月29日 (木) 15時16分

kikkoさん、ご訪問ありがとうございます。
この記事の写真を撮ったのは基本的には次の記事で紹介した機材で、レンズはズイコーマクロ38mmF2.8、カメラボディはニコンD300です。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-d97e.html

投稿: おちゃたてむし | 2016年12月29日 (木) 20時12分

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