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2015年2月23日 (月)

ガンゼキフサゴカイ?の幼生

近所の海でよく採れるゴカイの幼生で、より成長段階の若いものは以前にも2度ほど出しています。
保育社の「日本海洋プランクトン図鑑」に出ているガンゼキフサゴカイ Lanice conchilega(Pallas)の幼生の図が良く似ていて近い仲間だろうとは思っていたのですが、今回その種名であらためて検索すると二,三の海外サイトで非常によく似た幼生の写真が見つかりました。aulophora という段階の幼生(aulophora larva)のようです。広く世界的に分布する普通種のようなので、私の撮ったものも同じ種である可能性は高いと思っています。成体の画像はネット上でたくさん見られます。

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透明の棲管から頭だけ出して長い触手?をふり動かしています。棲管の長さは4mmほどもあり、触手も長大で、以前の記事に出したもの(2010.07.202013.02.22)よりもかなり成長段階が進んでいるようです。

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時々管の中で反転して、

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反対側から顔を出します。

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口器?をガラスに押し付けています。

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触手?はかなり伸縮性があって、長く伸ばすと2mmを超えます。

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頭部にならんだ円い点は眼のようなものでしょうか。

_dsc1825
写真では分かりませんが、棲管の横断面はきれいな五角形です。腹部にならんだ鋭い棘を内面に引っ掛けて棲管内を移動します。

動きがとても面白いのですが、見る人によっては少々気持ちが悪いかも知れません。


(2015.02.12・西舞子海岸にて採集)




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