コナチャタテ科 Embidopsocus sp.
* 2015.03.03・追記 *
Psocodea さんより、3枚目の小型で体色の濃い個体は雄成虫であろうと教えていただきました。5枚目はおそらく雌成虫で、幼虫は真っ白だとのことです。
すでに2度(2011.01.30、2012.02.24)掲載しているコナチャタテ科 Embidopsocus属の一種です。これまでと同じアキニレの樹皮下に、若齢幼虫から成虫まで揃っていました。
属名を教えて下さった Psocodea さんによれば、この Embidopsocus属はコナチャタテ Liposcelis とは別の亜科に分類される、より原始的な特徴を残した一群で、有翅のものも見られるということです。
これは約1.1mm。
約1.3mm。この大きさの幼虫はほとんどもっと白っぽいのですが、これは成虫に近い体色です。(これは雄成虫のようです。)
約1.6mm。大きさからすると脱皮直後の成虫かも知れません。
体長約1.7mmの成虫です。(雌のようです)
(2015.02.21・明石公園)
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コメント
うちで飼ってた集団も累代飼育できて元気に増えてたのですが,去年くらいに隣で飼ってたコナチャタテに侵入されて絶滅してしまいました…明石では元気にしてるようで良かったです.
投稿: Psocodea | 2015年3月 3日 (火) 11時01分
おそらく,1.3ミリの個体は雄成虫,1.7ミリは雌成虫です.幼虫は真っ白です.
投稿: Psocodea | 2015年3月 3日 (火) 11時02分
Psocodeaさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
明石公園でも他の場所ではあまり見ないのですが、例の数本のアキニレではずっと繁栄を続けているようです。
他種のコナチャタテも見ていますが、ここではEmbidopsocusの方が優勢なんでしょうね。
小型で茶色のは雄成虫ですか。こんな色の幼虫もいるのかと思っていました。早速追記をしておきます。
投稿: おちゃたてむし | 2015年3月 3日 (火) 21時21分