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2015年3月 4日 (水)

コメツキムシ類の幼虫

アキニレの樹皮の下にいた幼虫です。図鑑やネット画像との絵合わせではコメツキムシ類のようです。体長7mmくらいです。

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鋭い大顎を持っています。画面右にちょっと写っているのはハイイロチビフサヤスデです。

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お尻の先。2本の角のようなものは尾突起というもので、甲虫の幼虫にはよく見られるようですが、何のためのものかよく分かりません。

(2015.02.21・明石公園)

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鞘翅目」カテゴリの記事

コメント

私はこれ、オサムシ類の幼虫だと思ってるんですが・・・・。
うーーん、こうなったら一度飼育してみるしかないかな・・・・。

投稿: フッカーS | 2015年3月 5日 (木) 07時04分

フッカーSさん、おはようございます。
樹皮下にいたということから、オサムシという線は全く考えていなかったのですが、ネット画像などを見ると確かに良く似ていますね。
保育社の甲虫図鑑にはオサムシモドキとウバタマコメツキの幼虫が図示されていますが、主に頭部の形や大顎、触角の節数などを見比べるてやはり今回の幼虫はコメツキムシ科ではないかと思いました。いかがでしょうか。

投稿: おちゃたてむし | 2015年3月 5日 (木) 08時33分

正直全く自信が無いのですが、触角の節数はこちらで撮ったものに4節に見えなくもないのが居て、そこが判断に迷った元でした。しかし、言われてみればオサムシにしては脚が短いことや、末端節に筒状の突出構造が見えないことなど、オサムシっぽく無い部分もありますね。
こちらでは樹皮ウラからけっこう見つかるのですが、それほど個体数が多いコメツキの候補(おそらくクシコメツキ類は対象外)が見つからず・・・・。
やはり、ちゃんと羽化させて確認してみようと思います。口元からして、おそらく肉食・・・・。

投稿: フッカーS | 2015年3月 5日 (木) 13時16分

フッカーSさんのお気づきの通り、コメツキ幼虫は脚が短めで、尾端腹面に突起があるはずです。狭いところでお腹側をせり上げることで、背中側の爪がアンカーになるのだと思います。
www.i-suzuki.com/nanfutsu/konchuki/id-30.html

それぞれの幼虫が住む環境によって、第9腹節背板の形は違ってるようですが。
ci.nii.ac.jp/els/110003378707.pdf?id=ART0003855654&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1425545585&cp=

詳しい図版(大平仁夫・1962)は自費出版された200部だけなので、古書店では2万円で売ってました。1頁あたり100円です。

投稿: ezo-aphid | 2015年3月 5日 (木) 18時06分

フッカーSさん、こんばんは。ご検討ありがとうございます。
コメツキだとすればどの種が候補になるだろうかと私も考えてみたのですが、ちょっと見当がつきませんでした。ネット上では参照できる図や写真もほとんど見つからないので、フッカーさんの飼育・羽化の成功を待つしかないかも知れませんね。

ezo-aphidさん、こんばんは。
甲虫図鑑のウバタマコメツキの項にも第9腹節側面の図があって、腹面の突起もちゃんと描かれていたのですが、最初よく見ていませんでした。残念ながら今回は側面や腹面の写真を全く撮っていないので確認できません。次の機会に押さえておきたいと思います。詳しくお調べいただきありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2015年3月 5日 (木) 20時30分

引き続き、甲虫図鑑などで調べてみました。
ほとんどの甲虫幼虫では、頭部背面の前縁に台形・半円形の上唇があるのですが、コメツキ・ジョウカイボンには無いようです。また、頭部背面に見える前頭縫合線(plate 59:キスイムシ科のB図 fc)の Ω 状の形も参考にしてみると、これはコメツキムシ科と判定できました。
上記の詳しい図版(大平仁夫・1962)を借り出してみると、尾節が2分岐するのはサビキコリ・ミズギワコメツキ・ベニコメツキの3亜科などと判ります。それらのうち、各腹節背面の前縁と側縁に沿って L 字型の隆起線があるのはベニコメツキ亜科の特徴のようです。写真の1枚目と3枚目には腹節前縁から少し離れて隆起線が見えています。しかし、この本のベニコメツキ亜科には、およそ15属19種の図が載っていますが、尾節の形はどれにもあたりません。これは無理もないことで、全70種の幼虫の採集場所は、土中から41種、朽木から17種、腐葉土中から8種、蘚苔類から3種、そして生木の皮割れから1種(チャグロヒラタコメツキ、ベニコメツキ亜科)のみとなっています。コメツキ幼虫では生木に住む種は(たいして根拠はないのですが)少ないように思います。国内産の成虫はざっと110属・720種ほどいるようですが、この本の幼虫では44属70種と、それぞれ40%、10%ていどしか判っていませんし。
・・・・・・この写真の尾節の形がチャグロヒラタと違うのは、齢期が違うためかもしれませんが。

投稿: ezo-aphid | 2015年3月19日 (木) 18時52分

ezo-aphidさん、
お手数おかけします。
最初たいして迷いもせずにコメツキムシの幼虫だろうと考えたのですが、なかなか難しいものですね。前頭縫合線(という名称は知らなかったのですが)が図版のウバタマコメツキに似ているとは思っていましたが、上唇の有無には気がつきませんでした。またコメツキ幼虫で生木に住むものがかなり少ないらしいということも意外でした。
ベニコメツキ亜科の特徴を持っているということなのでとりあえず甲虫図鑑を眺めてみましたが、この亜科だけで50種近くも載っていますね。日頃からこの公園で見られる種を把握していたら多少役に立ったのかも知れませんが、例によってほとんど真面目に調べていないので見当もつきません。しかし私にとってはコメツキムシ科で間違いないことが分かっただけでひとまず充分でしょう。詳しくお調べいただいてありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2015年3月19日 (木) 20時19分

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