コリケウス科(Corycaeidae)の一種
以前にも2度(2012.03.15、2013.02.18)ばかり出していますが、カイアシ類(ケンミジンコ類)のコリケウス科の一種です。
頭部に一対の大きなレンズ眼を持つのが特徴で、メガネケンミジンコという和名も提唱されていますがまだ定着はしていないようです。
卵嚢の形も少し変わっています。
以前古本屋で買ってきた北隆館の原色動物大図鑑(昭和35年発行)にはこの仲間が1種載せられていて、解説には「頭部前端に1対の大きな角膜レンズが、その後方には網膜の如きものがあって影像され、あたかも生けるオペラグラスを携帯遊泳する様な恰好である。」とあります。古い図鑑はいいですね。
(2015.03.24・西舞子海岸にて採集)
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