カノコガの幼虫
菌類に覆われた朽木の上にいたガの幼虫です。
その場所から当然キノコ食の種だと考えたのですが、調べてみるとカノコガの幼虫のようです。この種の食草は一応タンポポとされていますが、枯れ葉や虫の死骸なども食べるという観察例もあるようです。また保育社の蛾類幼虫図鑑には野外での採集時には地面を這っていることが多いという記述もありますから、朽木の上にいたとしても不思議はないのでしょう。
体長は10mmほどでしたが、図鑑には約25mmとありますからまだ若齢の個体でしょう。成虫はこちらに出しています。
図鑑には「各環節はよく発達した瘤起を有し、多数の刺毛を射出するが、気門より上方の瘤起は短い羽状毛を混生する。」とあります。
(2015.03.20・学が丘北公園)
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