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こいつを初めて見た時はその大きな鋏からカニかヤドカリの子どもかと思ったものですが、調べてみるとエビ・カニ・ヤドカリ(いずれも十脚目)とは目を異にするタナイス目(Tanaidacea)に属する甲殻類でした。この仲間は底生だそうで、シャーレに入れてもガラスの上をせっせと歩き回っていました。多くの種が体長1cm以下ということなので、多分これで成体なんでしょう。
2015年4月 6日 (月) 海のプランクトン | 固定リンク
これ以上ありえないくらい太い触手(?)を持ち、しかも先が尖ってますねー。つかまえた獲物(ゴカイあたり?)は絶対に離さない、という形ですなぁ。
投稿: ezo-aphid | 2015年4月 6日 (月) 23時13分
ezo-aphidさん、 体の割にほんとに巨大なハサミですが、古い北隆館の図鑑ではこれは第1胸肢とされていて、一方ウィキペディアの記事を見ると第2胸肢となっています。いずれにしてもこのハサミは雄の方が巨大化することが多いようなので、写真の個体は雄だと思います。摂食の他に繁殖行動にも重要な器官なのかも知れませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2015年4月 7日 (火) 22時14分
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コメント
これ以上ありえないくらい太い触手(?)を持ち、しかも先が尖ってますねー。つかまえた獲物(ゴカイあたり?)は絶対に離さない、という形ですなぁ。
投稿: ezo-aphid | 2015年4月 6日 (月) 23時13分
ezo-aphidさん、
体の割にほんとに巨大なハサミですが、古い北隆館の図鑑ではこれは第1胸肢とされていて、一方ウィキペディアの記事を見ると第2胸肢となっています。いずれにしてもこのハサミは雄の方が巨大化することが多いようなので、写真の個体は雄だと思います。摂食の他に繁殖行動にも重要な器官なのかも知れませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2015年4月 7日 (火) 22時14分