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2015年5月29日 (金)

ムカシゴカイ類のロベーン幼生

これはムカシゴカイ類の幼生です。
この仲間は昨年の春に正体不明のまま掲載し、読者の方からのコメントでムカシゴカイ類の幼生と判明したのですが、今回はそれよりも進んだ成長段階のものでしょう。保育社の日本海洋プランクトン図鑑にこれと良く似た図があって、ムカシゴカイPolygrordius sp.のLoven(ロベーン)幼生とされています。
ムカシゴカイ類ではTrochophore(トロコフォア)期の次の段階がLoven期で、前の記事の画像では二つのお椀を合わせたような体腔が後方に伸びてすでに体節構造が見られるのでおそらくTrochophoreの後期かLovenの初期、今回のものは体腔がさらに長く伸びているのでLoven期、ということになると思います。

_dsc8225
画面右、円盤状の部分からとび出して見えるのが頭部で、二つの赤い点は眼、左端が肛門です。

_dsc8226
前回の画像に比べてだいぶゴカイ類らしい体型になっています。

_dsc83692
円盤の周囲は繊毛環で、その運動で結構速く泳ぎます。

同じ場所をぐるぐる回っているだけですが、動画です。

(2015.05.15・西舞子海岸にて採集)

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