クワノコブコブゾウムシ
アラカシの枝にしがみついていたゾウムシ。
この姿勢、この色形には見覚えがあって、以前にも掲載したアカコブコブゾウムシ Kobuzo rectirostris だろうと思ってぞんざいな撮影で済ませてしまいました。ところが、帰宅して以前の画像と見比べると明らかに別種です。
ごく短い口吻や尖った鞘翅端をたよりに甲虫図鑑で探してみたところ、どうやらクワノコブコブゾウムシ Styanax kuwanoi という種で、ちょっと珍しいもののようです。分かっていればもう少し丁寧に撮ったのに、と悔やんでも後の祭り。思い込みはいけませんね。
平べったくて短い口吻。しつこくフラッシュを浴びせていると触角を伸ばしました。
腹面を撮ろうと、しがみついている枝から無理矢理引き剥がして葉の上に載せましたが、すぐに起き直ってしまうのでこんな写真しか撮れません。
(2015.05.06・明石公園)
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