ネジキのキジラミ幼虫とヒメコバチ科Tamarixia sp.
ネジキの葉裏にくっついていたキジラミ幼虫ですが、すでにマミー化しています。
この季節、シャリンバイでよく見かけるサツマキジラミの幼虫のマミーと同じ状態です。体長約1.8mm。
裏返してみると予想通り、独特の形の幼虫が出てきました。ヒメコバチ科 Tamarixia 属の一種でしょう。
寄生者はそれでよいとして寄主の方ですが、ネジキにつくキジラミには全く心当たりがありません。そこで検索をかけてみれば4年前のこのブログの記事が出てきました。自分では忘れていたのですが同じ公園のネジキで撮った成虫で、種名不詳のまま出しています。
寄生者はそれでよいとして寄主の方ですが、ネジキにつくキジラミには全く心当たりがありません。そこで検索をかけてみれば4年前のこのブログの記事が出てきました。自分では忘れていたのですが同じ公園のネジキで撮った成虫で、種名不詳のまま出しています。
この機会に改めて調べ直してみると、「山陰地方のキジラミ図鑑」にそれらしいものが見つかりました。ヒゲクロキジラミ Cacopsylla nigriantennata という種で、体や触角の色がよく似ていてネジキに寄生することも確認されているそうなので有力候補になると思います。
今回は上のようなマミーの他には同等のサイズの脱皮殻が多数見つかったくらいで、成虫も生きた幼虫も見られませんでした。しかしネジキにつくキジラミは多くはなさそうなので、これも前回の成虫と同じ種の可能性は高いのではないかと思います。
(2015.05.02・学が丘北公園)
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