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2015年6月 8日 (月)

イモムシを運ぶクロヤマアリ

* 2015.06.08・追記 *

ezo-aphidさんから、このイモムシはシタバガ類の幼虫であろうと教えていただきました。また、5枚目に見える頭部は頭殻が抜け落ちる寸前で、その後に新しい頭殻が出来ているということです。詳しくはコメントをご覧ください。

石垣のほぼ垂直な面を、3匹のアリが重い荷物を引っ張り上げていました。

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アリはクロヤマアリだと思いますが、イモムシの方が分かりません。まだ生きていて、時折力なく身を捩じらせて抵抗していました。

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しかしアリはしっかりと銜えて放しません。

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イモムシには寄生バエのものと思われる卵がくっついています。

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こちらにも。

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卵は結構大きくて、長さ約1mm。寄主もろともアリの幼虫の餌になる運命ですね。

(2015.05.26・再度谷)

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コメント

かなり大型で、第3腹節の腹脚がよく見えず(ない?)第4・5・6腹節にはちゃんとあるので、ヨトウガ科シタバガ類だろうと思います。
奇妙な幼虫ですねー。古い頭殻は抜けおちる寸前で、ヤドリバエ卵の直前にあるのは新しい頭殻と思います(卵のすぐ下に見える楕円は前胸気門です)。ぐにゃりと曲がっているのは、おそらくヤドリバエ幼虫が体内容物を食べ(て蛹化のために脱出し?)たためでしょう。体節に張りがなくなったため、脱皮が中途停止したのではないかと想像します。

投稿: ezo-aphid | 2015年6月 8日 (月) 20時50分

ezo-aphidさん、こんばんは。
シタバガ類ですか。あいかわらずイモムシ毛虫は全然分かりません。
このイモムシ、なんだか首のあたりが妙な形だとは思ったのですが、脱皮の途中とは気が付きませんでした。
いつもありがとうございます。

投稿: おちゃたてむし | 2015年6月 8日 (月) 22時10分

こちらにもコメントを・・・。
幼虫は、アサマキシタバに似ているように思われますが刺し毛基部の色などで自信が持てませんので私にもわかりません。
脱皮前の眠状態では動かないのが普通ですが異常を感じれば動き回ることができます。しかし、かなり鈍くなるようです。
こんな時にアリに襲われたのでしょう。
宿りバエの卵には穴が見当たりませんのでまだ孵化していないようです。しかし、以前に寄生を受けていた可能性は残ります。
幼虫達は外敵に襲われた時に口から体液を放出して臭いなどで相手を脅すものが多くいます。
アリの繰り返し攻撃でこれを繰り返していたならば体液の消耗もかなりあるものと思われ、私はこれがぐにゃりとしている要因と思われます。

投稿: YAMKEN | 2015年6月14日 (日) 00時12分

ヤドリバエの卵は(戦略的なパターンに合わせて)いろいろな形があるようです。このように寄主の皮膚に産みつけられる扁平な卵の場合、孵化幼虫は卵殻が薄い接着面から(外気にあたることなく)直接侵入するものと、卵の先端部の薄い部分を割って脱出してから寄主に侵入する、という二つのパターンがあるそうです。
腹部の卵の外観は通常と変わりませんが、前胸の卵は下端部が割れているように見えます。

投稿: ezo-aphid | 2015年6月14日 (日) 10時21分

YAMKENさん、

早速アサマキシタバの幼虫で検索するとYAMKENさんの撮られた写真が出てきました。明石にいるということはこの種の可能性も充分ありますね。
上の写真に写っているヤドリバエの卵がすでに孵化して幼虫がイモムシの体内に侵入しているかどうかでezo-aphidさんとご意見が分かれましたが、もう少しそのあたりを確認し易い写真を撮っておけば良かったと反省しております。

ezo-aphidさん、

前胸の卵の下端部は、手前にイモムシの体毛が写りこんでいるものと思っていたのですが、言われてみれば割れているようにも見えます。またもし寄主体表に接した面から侵入するのであれば卵殻を外から見ているだけではそれと分からないわけですね。確かに、か弱い孵化幼虫が一度外気にさらされた場所に出て行くよりも危険は少ないように思います。私にはどちらとも分かりませんが、ご検討ありがとうございます。

投稿: おちゃたてむし | 2015年6月14日 (日) 20時06分

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