コクロキジラミ
エノキの幹に小さなチャタテムシが、と思ってカメラを向けるとキジラミでした。
以前種名不詳のまま出していてHepotaさんからコクロキジラミであろうと教えていただいたものです。それより前の記事でコクロキジラミとしていたものが実はセンダンコクロキジラミらしいということも、その時に分かりました。
探してみると他にも同じ木の幹のあちこちで見つかりました。多くは樹皮の割れ目に隠れるようにうずくまっていて、カメラを近づけてもフラッシュを浴びせても全く動きません。
これまでほとんど目にしなかったコクロキジラミがエノキの幹に沢山いたということは、何かこの木に関係があるのではないかという気がしてきますが、最近の研究でこの種は同属のセンダンコクロキジラミと同じくセンダンにつくことが分かっているそうです。ひょっとして近くにセンダンの木があってそこから移ってきたのかも知れません。
それにしてもなぜ幹なんぞにいるんでしょうか。この小さな体でセミのように樹液を吸うのは無理でしょうし、他に食べ物がありそうにも見えません。もしかしたら交尾・産卵の時期までの時間つぶし(休眠?)なんでしょうかね。
(2015.06.15・明石公園)
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