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2015年6月 9日 (火)

セグロヒメキジラミ・新成虫

アカメガシワの葉裏で黄色一色の見慣れぬキジラミを見つけました。沢山いたのですが撮影しようとすると皆さんさっさと逃げてしまって、撮れたのはハモリダニに捕まった1匹だけ。しかしその後トベラの葉裏にも集まっているのを発見し、これはどうにか無事撮影するることができました。
帰宅してからいつもお世話になっているホシザキグリーン財団の「山陰地方のキジラミ図鑑」を調べると、初めて見たと思っていたのは冬場の虫探しではお馴染みのセグロヒメキジラミの新成虫だったようです。
これまで見ていたのとは体色がかなり異なるので同種だとは全く気づきませんでしたが、上記キジラミ図鑑には下の写真と同様の全身黄色の個体が図示されていて、「羽化直後のメス」とあります。説明によれば「新成虫は全体に黄色で、やがて頭部と胸部が暗褐色から黒色に変化する」ということです。羽化直後といっても、この日見た個体はすべて同色だったので、暗色に変化するにはしばらく時日がかかるのだろうと思います。

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トベラの葉裏にいた雌。体長約1.4、翅端まで2mmほどです。

Photo
同じ個体の顔です。触角の先に長い毛が3本生えています。

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これは雄でしょう。同じくトベラの葉裏。

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アカメガシワの葉裏で。

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ハモリダニの餌食になっていました。

(2015.05.29・学が丘北公園)

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