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2015年6月14日 (日)

オオイシアブとクロコバエ科の一種(?Neophyllomyza sp.)(改題)

* 2015.06.15・追記とタイトル修正 *

写真のクロコバエの翅脈はNeophyllomyza属によく合う、とezo-aphidさんから教えていただきましたので、タイトルに属名を追加しました。

獲物(?チャバネアオカメムシ)を捕えて食事中のオオイシアブがいました。

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このあたりで見られるムシヒキアブの中では体長こそシオヤアブやアオメアブに一歩譲るものの、見るからに恐ろしげな風貌では他を寄せつけません。

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ところがその眼前で恐れ気もなく獲物にたかっている小さなハエ達がいます。以前BABAさんのブログに登場したクロコバエ科の一種でしょう。
この仲間はクモや捕食性昆虫が捕えた獲物の「おこぼれ頂戴」を生業としているそうです。

_dsc9751
それにしてもこんな目の前でうろちょろされて気にならないんでしょうかね。

_dsc97612
あまり撮影倍率を上げられなかったので翅脈の特徴が確認できません。

_dsc97522
口器の形は先に触れたBABAさんの記事のものと同じ、細長い針状です。

(2015.05.29・学が丘北公園)

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コメント

いつものMNDの翅脈を見ると、Neophyllomyza属とよくあってると思います。この属は日本から種名不詳で採集記録があり、中国の雲南省と西蔵(チベット)から3新種(Yuqiang Xi and Ding Yang、2014、Florida Entomologist 97(4):1640-1647.)が記載されています。アジアではほとんど調査されてこなかった属のようです。本州ではごく普通にいる無名種なのかもしれませんね。

投稿: ezo-aphid | 2015年6月14日 (日) 23時19分

ezo-aphidさん、
写真では翅脈の細部が見えないので属までは無理かと思い、MNDも今回は見ていませんでしたが、ご指摘の通りNeophyllomyza属によく合いますね。一応疑問符つきで属名を出しておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2015年6月15日 (月) 20時21分

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