カマバチに寄生されたブチミャクヨコバイ幼虫
数日前そらさんのところにカマバチに寄生されたヨコバイの一種が登場しましたが、ちょうど同じ頃私も似たような状態を撮っていました。
脇腹に厄介なお荷物ををくっつけているのは先月も掲載したブチミャクヨコバイの一種の幼虫です。
コナラの葉裏にいたのですが、撮影を始めると裏から表、また裏へと逃げ回るのでじっくり撮影できません。
ちょっとカタツムリの殻みたいですが、以前の記事にいただいたezo-aphidさんのコメントによればこれはカマバチの幼虫本体ではなく(その分泌物でできた?)Larval sac (幼虫嚢?)と呼ばれるものだそうです。表面に細かい波型模様があってそらさんの撮られたものによく似ていますが、5年前の記事に掲載したキボシマルウンカの幼虫についていたものとは色も質感も異なります。成長段階による違いでしょうか。
それにしても、そらさんが心配しておられたように宿主の脱皮の際にはどうなるのか、気になりますね。
(2015.06.22・学が丘北公園)
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コメント
こんばんは、
今月は、同じムシを掲載している日が珍しく多かったように思います(^^)。
改めて自分で撮った写真も拡大してみましたが、ほとんど同じ位置に付いているし、今回のおちゃたてむしさんのと外見もソックリです。
これが幼虫が出した分泌物だとすると、脱皮のときに外れてしまっても問題なのでしょうかね。
投稿: そら | 2015年6月30日 (火) 21時49分
そらさん、こんばんは。
確かに、6月は同じ虫が結構出ましたね。
でも私の方は再登場・再々登場の顔ぶれが多いのに対してそらさんのところでは新顔が多くて羨ましく思っております。
カマバエも、一度成虫を見たいものですね。
投稿: おちゃたてむし | 2015年7月 1日 (水) 20時06分