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2015年7月10日 (金)

群体ホヤ類のオタマジャクシ型幼生

ホヤ類のオタマジャクシ型幼生(Appendicularia larva)は以前にも一度出していますが、今回のものは体長が2倍以上あり、形も違います。
こういうものはネット上にも参考画像が少なくて困るのですが、手元にある保育社の「日本プランクトン図鑑」(昭和34年刊)によく似た写真が載っていて、複ボヤ(群体ホヤ)の幼生とされています。その説明によれば浮遊期間は極めて短くてすぐに他物に付着し、尾部は吸収退化してしまうそうです。
一方前回の記事の幼生はマボヤの幼生に似ているので、同じ単独ホヤ(単体ホヤ)類のようです。

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この卵形の部分が体幹部で、その先端に3つ並んでいるのが付着突起、そしてどちらがどちらか分かりませんが、大小の黒点が眼点と平衡器だそうです。

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このオタマジャクシの尻尾の中に脊索が通っています。人類を含む脊椎動物と同じ門(脊索動物門)に入れられている所以です。

(2015.06.25・西舞子海岸にて採集)

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