ウスベニチャタテの産卵
ツバキの葉の裏で、白い卵塊の上に乗っていたウスベニチャタテです。
先日も他種で見たような糸かけ作業を行っているのかと思ったのですが、それにしては動きが緩慢です。どうやらまだ産卵の途中だったようです。

最初はいつものようにそっと葉を裏返して撮ろうとしたのですが、何度やってみても母虫はその度に卵塊を離れてしまい、葉を元に戻すとやがて帰ってきて産卵を始めるようです。照明がやりづらいのですが、今回は裏返さずに撮影を始めました。
しかし、上のように卵塊の端に腹端をつける動作は何度も確認できるのですが、実際に産卵しているのかどうかがよく見えません。
しばらくしてようやく予定数の産卵が済んだのか、糸かけを始めました。
糸かけ作業が始まると、葉を裏返しても気にせず仕事を続けてくれます。
先日のケチャタテに比べるとはるかに動きが遅くピンボケも少なくて済みました。

母虫が立ち去った後の卵塊です。
以前のトビモンケチャタテ?や同じくケチャタテ科のValenzuela scriptusに比べて糸のかけ方がかなり疎らですが、これは種による違いでしょうか。あるいは私が邪魔をしたせいで作業を途中で放棄したのかも知れません。
(2015.07.20・学が丘北公園)
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