脱出に失敗したヤマトタマムシ
この6月に掲載したヤマトタマムシを撮った同じ伐採木置き場で、羽化に失敗した2匹の死骸を見つけました。
どちらの死骸も他の虫などに食われてすでに頭もありません。この2匹が脱出できなかった理由を推測すると、おそらく羽化当時この伐採木は天地が今とは逆に置かれていて、折角羽化を終えて脱出口を開いたタマムシが地面に遮られ出るに出られなかったのではないかと考えられます。以前にもそういう例を見たことがありますし、上の写真を見ても脱出口は二つとも充分すぎるほど大きく広げられています。
左側の穴から死骸を引っ張り出してみました。胸部や鞘翅の輝きは生きているときと全く変わりません。
折角の機会なのでその輝きをアップで何枚か撮ってみました。生きて元気な個体はほとんどじっとしていてはくれないものですから。
折角の機会なのでその輝きをアップで何枚か撮ってみました。生きて元気な個体はほとんどじっとしていてはくれないものですから。
(2015.10.10・明石公園)
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