« コオニアシブトコバチ | トップページ | ムツテンチャタテ属の一種 »

2015年12月 4日 (金)

クロガネモチのニッポンオナガコバチ

いつもの公園のいつものクロガネモチの赤い実から、今年もニッポンオナガコバチが出てくる季節になりました。
これらの写真のような情景は毎年のように観察しているのですが、一方冬を越した雌がいつ頃産卵に訪れるのか、今年も確認することは出来ませんでした。

_dsc0943
雌の出現を待ちうける雄たち。
この雄たちは雌より一足早く羽化してくるのでしょうが、それがいつ頃なのか、まだその現場を見たことがありません。

_dsc03952
実の中から顔を覗かせた雌を見守る雄。

_dsc04212
穴の中の雌を覗きこんではこんなふうに何度も翅と腹部を持ち上げ、それから丸い実の周りをひとしきり走り回ってまた雌のところに戻ってくる、そんな動作をいつまでも繰り返します。

_dsc0483
1匹の雌に花婿候補が2匹、しかし目まぐるしく走り回るのでどちらがどちらか最後まで分かりませんでした。

_dsc04872
今回は雌が出てくるところはついに見られませんでした。(雌の脱出の様子はこちら

(2015.11.24・明石公園)

|

« コオニアシブトコバチ | トップページ | ムツテンチャタテ属の一種 »

膜翅目」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、

二枚目の写真、オスが待っているのが良いですね(^^)。
ニッポンオナガコバチはいるので、どこかにクロガネモチがあるのかも知れませんが、この光景には縁がないのが前年です。
お仲間のBABAさん、tukikuiさんの更新が途絶えているので、おちゃたてむしさんのブログが頼りですので、更新の方をよろしくお願いします。

投稿: そら | 2015年12月 4日 (金) 23時53分

そらさん、おはようございます。
そよかぜさんはナナメノキでも撮っておられますね。明石公園にもナナメノキがあって赤い実を沢山つけていますが、なぜかそこではこのハチを見かけません。地域によって好む木が違うんでしょうか。
BABAさん、tukikuiさんはどうしてるんでしょうね。私もこのところ雑用が多くて更新の途切れることが多くなっていますが、それにつけてもそらさんはよく続けておられると敬服しております。これからもよろしくお願いします。

投稿: おちゃたてむし | 2015年12月 5日 (土) 06時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クロガネモチのニッポンオナガコバチ:

« コオニアシブトコバチ | トップページ | ムツテンチャタテ属の一種 »