ウスイロチャタテ科の一種(Ectopsocus ?briggsi)
この時期、落ち葉をめくるとよく見つかる、ウスイロチャタテ科のEctopsocus属の一種です。
種までの同定には交尾器などを調べる必要があるのでしょうが、以前の記事に同種と思われるものを出した際にPsocodeaさんから、「翅脈の末端に顕著な斑紋があって,日本でこの特徴が見られて普通種だと Ectopsocus briggsi に該当すると思います.」とのコメントをいただいているので、今回も疑問符つきで種名を出しておきます。
これはクヌギの落ち葉の裏ですが、よく太っているので多分雌でしょう。撮影時には右後方にピンボケで写っている卵塊に気がつかなかったのですが、この雌が産んだものかも知れません。体長約2.3mm、翅端まで約3mmです。
こちらはアオキの葉裏にいたもので、同種の雄だと思います。体長は1.9mmほどしかありませんが、翅端まで測ると約3.2mmで上の雌を上回ります。
(2016.01.09・学が丘北公園)
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