ビンガタカラムシ属の一種(Favella sp.)
これはビンガタカラムシ(瓶形殻虫、でしょうか。)の仲間だと思います。繊毛虫の一種で、有鐘目・ツリガネカラムシ科に分類されています。
ネットで探すとオオビンガタカラムシ Favella ehrenbergii という種の画像が数多く出てきます。よく似ていて、最普通種のようなのでこれではないかと思うのですが、確かではありません。
シャーレの中では活発に泳ぎまわっているのが低倍率の実体顕微鏡でもよく見えますが、スライドガラスにとってカバーガラスで蓋をするとしばらくは元気に泳いでいるのですが間もなく動きが止まり、やがて死んでしまいます。2枚のガラスの間の海水は充分動き回れるだけの厚みがあります。理由は分かりませんが、原生動物などを観察しているとこういうことは珍しくありません。
というわけで、動画も撮りたかったのですが果たせませんでした。
この写真ではすでに動きを止めています。その後まもなく死んでしまったようです。
(2016.02.01・西舞子海岸にて採集)
| 固定リンク
「海のプランクトン」カテゴリの記事
- ビンガタカラムシの一種(Favella sp.)(2019.05.04)
- カイアシ類の一種(2019.05.02)
- カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)(2019.01.07)
- 渦鞭毛藻の一種(Cochlodinium sp.)(2019.01.04)
- ウズムシの一種?(2019.01.03)
コメント