円心目珪藻の一種
昨日に続いて海の珪藻です。
直径が0.1mm以上ある円盤状で、種類の多いコアミケイソウ Coscinodiscus 類のように見えますが、周囲から細くて長い棘が多数、放射状に伸びています。
プランクトン図鑑を見ると Gossleriella tropica という種がそのような棘を持っていますが、図鑑の絵やネット上の写真では下の写真に比べて周囲の棘はもっと密で、長さも揃っています。他には似たものが見当たらなくて、結局どのあたりに分類されるものか、不明のままです。
拡大すると、殻面の細かな彫刻がどうにか見えます。
規則正しく並んでいる俵形の粒は葉緑体でしょう。
同じ細胞ですが照明法を変えています。
(2016.02.01・西舞子海岸で採集)
| 固定リンク
「海のプランクトン」カテゴリの記事
- ビンガタカラムシの一種(Favella sp.)(2019.05.04)
- カイアシ類の一種(2019.05.02)
- カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)(2019.01.07)
- 渦鞭毛藻の一種(Cochlodinium sp.)(2019.01.04)
- ウズムシの一種?(2019.01.03)
コメント