アカウラカギバの幼虫
ヒメユズリハの葉裏にくっついていた奇妙な形のイモムシ。
食草を頼りにネットで調べると、Aclerisさんの記事が出てきました。アカウラカギバの越冬明け中齢幼虫のようです。
葉裏に糸を掛けているのは脱皮の準備でしょうか。
背中に瘤が一つ。
長い尻尾は何のためでしょう。
頭の上には短い角が一対。
(2016.03.17・明石公園)
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コメント
お久しぶりです。
明石公園で私がまだ出会っていない幼虫に出会ったとの報で飛びついてきました。
推測される齢数や日にちからまだ間に合いそうなので具体的な場所をお教えできないでしょうか?。
推測されていることは合っていると思います。
大抵の幼虫は脱皮するための眠状態に入る前にその場所に糸を張りしっかりと掴まっていることのできる台座を作ります。
これには二つの理由がありそうです。
自由の利かない眠状態時の脱落事故を防ぐためと脱皮の時に古い皮を固定するためです。
大きく鮮明に撮られているため状態がよくわかります。
固い頭の中では新しい頭は大きく育てられないため既に第一胸節に移動しています。これは頭のすぐ後ろのくびれが深くなっていることと第一胸節に円弧状に並んだ黒い点列(個眼群)があることからわかります。
新しい頭が大きくなるにつれて新しい胸節は腹節側にズレていき共に胸脚は新しいのが古い殻から抜けていきます。頭に次いで固い胸脚もこうでなければ大きくなれません。
頭が十分成長すると体との接合部分が外れ古い皮が脱げだします。最初は体の一部を膨らませ後方へずらす脈動運動で古い皮を後方へ押しやり、腹脚付近まで脱ぐと今度は胸脚を使って前進し固定された古い皮から抜け出していきます。
尚、すべての幼虫達がこの様な脱皮をするわけではありません。
投稿: YAMKEN | 2016年3月28日 (月) 04時39分
YAMKENさん、おはようございます。
私にはもちろん初めての幼虫でしたが、YAMKENさんもこの場所ではまだ見ておられないとは意外でした。
まず見つけた場所ですが、桜堀の北側の歩道を奥(東)へ進み東屋へ渡る小道を過ぎたあたり、右手堀側の木柵のすぐ内側にあるヒメユズリハです。あまり移動していなければいいんですが。因みに歩道の反対側にも同じ木(またはユズリハか?)が多いので、もし見つからなければそっちの方も探していただければと思います。
写真の詳しい状況説明、ありがとうございます。なかなか可愛らしい頭だと思って撮影していたのですが、すでに中身は空っぽだったんですね。第一胸節の新しい個眼列も、教えていただかなければ私にはただの模様にしか見えないところです。さすがに多くの種を飼育されてその成長を観察されているYAMKENさんならではと感服いたしました。
このところ雑用が多くあまり虫撮りに出かけていませんが、また明石公園でばったりお会いするのを楽しみにしております。
投稿: おちゃたてむし | 2016年3月28日 (月) 07時37分
早速のご返答ありがとうございます。
やはり、桜堀でしたか。私の知る限りでは公園内でユズリハがあるのは北側のロータリーから南への小道のトイレまでの両脇に1本ずつあるのしか知りません。
今日もまじまじと見つめてきましたが・・・何もいなかった・・・・です。
私は桜堀にはめったと行きませんのでもしかしたら・・と思っていました。早ければ明日にでも訪れてみようかと・・・。
ありがとうございました。
投稿: YAMKEN | 2016年3月29日 (火) 00時33分