ラッパムシの一種 Stentor ?roeseli
ラッパムシの仲間はこれまでにも2度(2014/05/01、2015/12/29)出していますが、今回のものは筒型の巣のようなものに納まっています。これはロリカ(Lorica)と言って、細胞自体が分泌した物質で出来ているものだそうですが、今回のラッパムシはそのロリカを持っていることや剛毛(通常の繊毛とは別の、長く真直ぐに伸びた毛)があることなどから Stentor roeseli という種ではないかと思います。
周りの気配を窺いながら(?)そろりそろりと頭を出してきたところ。
細胞表面の波打つように動く繊毛に混じってに長くて運動しない剛毛が見えます。
細胞内にとり込まれた珪藻や緑藻類が見えています。
しばらく撮影を続けていると、周囲の環境の悪化を感じとったためかロリカを捨てて泳ぎ出してしまいました。
次は動画です。
(2016.05.20・明石公園 桜堀で採集)
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