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2016年6月19日 (日)

カザリバガ科の一種(Cosmopterix sp.)

7年前の今日の写真です。
広い葉の上でくるくる回っていたカザリバガ科の一種です。頭部があるあたりを中心に翅端が円を描くような形で、右に、左にと方向を変えながら忙しく回り続けていました。
ネット画像を探すとよく似たものがたくさん出てきますが、翅の模様や触角の白色部などぴったり一致するものがなく、種名は分かりません。Cosmopterix属の一種であることは間違いないでしょう。頭端から翅端まで6mm弱です。

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動きが速いので大きく撮ろうとするとピントを合わせきれません。

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黒っぽい地色に銀色の鱗粉がきらきら輝いてとても綺麗ですが、誰に見せるためのダンスでしょうね。

_dsc66202
しばし動きを止めたのでようやく側面写真が撮れました。

(2009.06.19・森林植物園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

コンニチワ。
The INSECTS of JAPAN 日本の昆虫 Vol.5 カザリバ属 (日本昆虫学会,2015) で確認して見ました。
翅の模様はシラホネカザリバ Cosmopterix argentitegulella とほぼ一致しますが、本種は触角先端が黒色、とありますので、おちゃたてむしさんのは白色ですし、どうやら未記載種のような気がします。
学名で検索すると中国語で書かれたflckrの画像が見られます。
採集されてないのがもったいない!

投稿: Acleris | 2016年6月22日 (水) 18時24分

Aclerisさん、こんばんは。
flickrの写真を見ると、確かに翅の模様がそっくりですね。
「未記載種かも?」と言われると自分でも採集しなかったのがもったいない気がしてきますが、現場では石も珠も見分けがつかないのが悲しいところです。最近遠出がしんどくなって六甲山系にはほとんど出向きませんが、私のカメラに収まったくらいですから結構たくさんいるんじゃないかという気がします。またの出会いがあればいいのですが。
お調べいただきありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2016年6月22日 (水) 20時57分

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